ひまわり大使山形ツアー 河北町訪問編

2018年度福島県ふるさと・きずな維持・再生支援事業受託事業

 

15.ひまわり大使山形ツアー 河北町訪問編

 

2018年9月29日。22名の子どもひまわり大使が山形県西村山郡河北町を訪問しました。福島市や二本松市から参集した大使達は事前の学習会に参加し、東日本大震災と原発事故以降、現在に至るまで重ねられてきた取り組みについて学びました。その内容を紹介映像や写真記録にまとめました。この事前学習を通じて感じ、考えたことに、保護者と共に振り返った家族の体験を加えて作文に集約し、訪問先で発表を行いました。

山形訪問の最初は河北町。原発事故後、外遊びが出来なくなった子どもたちを受け入れ、自然体験や交流を通じて多大なるご協力を頂いたのが河北町の皆さまでした。今回、子どもたちがひまわり大使として訪問し、苦労した経験や福島の今の姿を伝えることで、温かく支えて下さったことへの感謝の気持ちを表すことが出来たと感じました。

いつも自然体験で訪問する際と同様、河北町の田宮町長さんや松田議員さん、政策推進課長さん、町民のボランティアさんたちがバス到着を出迎えてくださり、これまで8年間に亘る温かなお支えを振り返り、「困ったときはお互い様。これからも、いつでも河北町に遊びに来てくださいね」とのお言葉を頂戴しました。

温かく支えて下さった河北町の田宮町長様にお礼の言葉を伝える
温かく支えて下さった河北町の田宮町長様にお礼の言葉を伝える

 

その後、交流会場である北谷地改善センターに移動。B級グルメで有名になった冷たい肉そばを昼食に頂きました。あまりの美味しさに「お代わり!」の手が次々と挙がり、子どもたちらしい元気さが垣間見られました。食後、しばしの休憩時間にも体育館や屋外広場で走り回る子どもたちが多く、束の間の時間も惜しんで楽しむ様子は微笑みを誘うものでした。

休憩後、地域の方々や町役場の職員さんたちを対象に、準備してきた発表を行いました。事前学習会で学んだ内容を映像で紹介。二本松市東和地区の有機農家さんを題材にした絵本『ふくしまで、オレは農業をやる』の読み聞かせに続き、6人の大使が体験をまとめた作文を披露しました。

小学3年生コンビによる絵本の読み聞かせ
小学3年生コンビによる絵本の読み聞かせ

 

河北町での作文発表
河北町での作文発表

 

河北町での作文発表2
河北町での作文発表

 

東日本大震災と原発事故という、未曽有の災害に遭いながらも懸命に生きてきた子どもたちを思い、集まって下さった方々は熱心に耳を傾けて下さいました。小学6年生でも震災当時は4歳。記憶が薄れているだけに家族から聞いた「自分史」は貴重なものです。こうしてプロジェクトに参加することが、家族の絆や大切にされてきた自分に気づく機会にもなります。発表後、「福島の子どもたちから生の声で体験を聞けて感動した」との感想が多く聞かれ、大変喜んで頂けました。子どもたちも「伝えることが出来た」「誰かの役に立つことが出来た」という達成感を感じたことと思います。

 

河北町議員 松田収作さんからのメッセージ
河北町議員 松田収作さんからのメッセージ

河北町政策推進課長 宇野勝さんからのメッセージ
河北町政策推進課長 宇野勝さんからのメッセージ

 

住んでいる地域や家族構成、考え方で震災後の生き方はそれぞれ違います。いざという時に快く助けて下さった河北町の皆さまに、少しでもご恩返しができたのではないか?と感じた時間でした。風化や誤解を越えた関係性が紡がれていくことの大切さへの実感も新たにしました。

「またいつでも河北町を頼りにしてください。いつでも待っていますよ」というお見送りのお言葉を、深い感動と共に胸に刻んだ交流発表会でした。

 

河北町での交流発表会を終えて
河北町での交流発表会を終えて