岩手県盛岡市「岩手県青少年自立支援センターポランの広場」

(2)平成30年11月2日(金)

岩手県盛岡市「岩手県青少年自立支援センターポランの広場」訪問

ひまわり大使交流発表会 報告

 

私たち、一般社団法人シャローム福祉会の福祉事業所「ベーシック憩」は、ひまわり栽培にご協力頂いている「岩手県青少年自立支援センターポランの広場」へのひまわり大使ツアーを行いました。総勢28名の障がいを持つ方とスタッフは、ひまわりを通じて結ばれたご縁を大切に、自分たちの経験と福島の現状をお伝えしてきました。

学齢期の子どもの不登校や青少年のひきこもりに悩む親・青年たちを支える活動を行うポランの広場さんは、教育環境や家庭環境に留まらない社会的なサポートを大切に地域密着で支援活動に当たられています。その活動の中にひまわりプロジェクトを加えて頂き、岩手と福島との連携が進め

 

ポランの広場代表畠山氏とベーシック憩施設長高野

 

 

お互いの施設の活動紹介と交流

 

 

福島の現状や障がいを持つ利用者さんによる体験報告

 

ポランの広場とベーシック憩の記念撮影

「ひまわりプロジェクト」は平成24年3月11日の東日本大震災をきっかけに、全国の皆様の善意を寄せて頂いたことで始まりました。地域と地域が結ぶ具体的な支援策としてひまわりプロジェクトが立ち上げられ、7年以上の月日が流れようとしています。甚大な津波による被害や放射能汚染により、今もなおふるさとに戻れない方もいらっしゃいます。

私たちは次のようなお話しをさせていただきました。

「当時を思い出すと、やはり、避難所生活はとても苦しいものでありました。特に知的障害者家族の皆様のご苦労は大変なものでした。「わーっ」と奇声を上げてしまう方もいれば、落ち着きがなくなり、動きまってしまうといった行動もありました。その行動に対して、冷たい眼で見られたり、心無い言葉で罵倒されたりと、ご家族の皆様は片身の狭い生活を余儀なくされました」

「言葉で伝えられないために落ち着かなくなったり、奇声を発したりしてしまうのが知的障がいを持つ方の特徴です。当時の現状からすれば、気持ちが苛立つ事も当然ではなかったと思います。障がい者への理解があれば、ご本人やご家族が肩身の狭い思いをすることなく、災害時の困難な状況を乗り越えることができたのではないかと思います。災害時にとどまらず、平時から障がいの性質について理解を深め、誰でもが気持ちよく生活ができるようになるべきであると、東日本大震災と原発事故を経験して改めて確認されました。民間団体と行政との連携や学習の機会づくりについて検討や配慮が必要なのだろうと思います。

 

震災から8年が経ち、鎌倉や岩手といった遠方の地で育ったひまわりの種。その貴重な種を福祉事業所の利用者さんが大切に扱い、商品を育て上げています。私たち「シャローム福祉会」は、鎌倉、岩手、そして全国で育てて頂いた「種」というバトンをしっかりと受け取ることで奇跡的な出会いを体感しています。そのご恩返しとして震災の体験を語り、平時から障がいへの理解を深める必要性や正確な理解による誤解や偏見を超えるための働きかけを進めていきます。1センチに満たない小さな種から始まった取り組みが、このような出会いと気づきを生み、ふるさと・きずな維持・再生支援事業の一環として県外を訪問できたことに感謝したいと思います。

一般社団法人「シャローム福祉会」

ベーシック憩 施設長 高野真哉

 

 

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