二本松有機農業研究会 大内督さん「ソーラーシェアリング」 事前学習会②の1

事前学習会②の1 二本松有機農業研究会 大内督さん「ソーラーシェアリング」

 

7月7日(日)午前、二本松市役所の駐車場に集合したひまわり大使と保護者は、車に分乗して見学先に向かいました。国道4号線からほど近い、二本松有機農業研究会の大内さんの畑です。

大内さんは太陽光発電も始めました。まず先にその発電所を見学しました。

「震災を経験して、エネルギーについて無知だったなと反省しました」とのこと。2012年から勉強を始め、昨年、この太陽光発電システムを設置したそうです。

しかし、大内さんは山を削り、木を伐採して大規模に立てるソーラー発電は嫌いだったとのこと。設置場所を見に行くと、家々の屋根やまちなか、そして近年増えてきた山間部でみかけるソーラー発電とは様子が違います。

まず、高い柱の上に設置してあります。勾配地に設置したことも理由のひとつですが、トラクターで下を走れるようにしてあるのです。

また、太陽光を受け止めるパネルに隙間が空いています。これは、太陽の光の半分を発電に、残り半分を農地に落とし、発電と農業との両立を図る新しいタイプ(ハイブリッド型)の再生可能エネルギー(ソーラーシェアリング・営農型発電)だったのです。

 

総額1600万円のうち450万円もの寄付が集まったとのこと。たくさんの人の思いが詰まった発電所なんですね。大内さんはこの設備を仲間と一緒に組み立て、できるだけ安価に抑えたそうです。なんでも器用にこなす農家さんの底力を感じる、頼もしいお話でした。

990枚のソーラーパネルで作られる50kwの発電量は17軒分。有機農業研究会は14軒なので、自分たちの使う分の電気は自分たちで作っていると考えているそうです。

 

発電システムの下では大豆が生産されていました。納豆や味噌、豆腐を作る材料となります。有機農業での生産は小規模なので、町工場のような小さな加工屋さんが少なくなってしまったのが心配とのことでした。

ちなみに発電用のパネルは中国製とのこと。当初は日本製が優れていましたが、最近は中国製の性能が良くなり、(家庭の屋根用を除き)大規模な発電設備ではコスト・性能ともに中国製が大勢を占めているそうです。

大内さんが建てたソーラーシェアリング発電

大内さんが建てたソーラーシェアリング発電

一生懸命メモを取るひまわり大使たち

一生懸命メモを取るひまわり大使たち

二本松有機農業研究会 会長の大内さん

二本松有機農業研究会 会長の大内さん

隙間が空いているため、太陽光が降り注ぐパネル

隙間が空いているため、太陽光が降り注ぐパネル