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2018感謝祭交流報告会1

ひまわり感謝祭 交流報告会 その1

 

12月8日に実施する「ひまわり大使交流報告会」のため、2日に準備会を行いました。どのような報告会にすべきか大使同士で話し合い、写真で紹介する報告と、ステージ発表で行う報告の2種類で実施することを決めました。

それぞれの大使ツアーに分かれて、活動内容を紹介するための説明文づくりを行いました。九州や岡山、山形など、訪問先や活動内容によって内容は多岐にわたり、お互いのツアーの紹介を聞くことで、大使同士の更なる交流や学習に結びつけることが出来ました。

 

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12月8日、感謝祭当日は朝から集合し、張り出した写真にコメントを貼る作業を行いました。大使ツアーで交流した受け入れ協力者さんも来てくださり、再会を喜び合いながら振り返りの時間とすることができました。

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午後からのステージ報告のため、大使ツアーのコースごとに練習を行い、本番に備える緊張感が伝わってきました。

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首都圏ツアー参加大使による原発事故後の振り返り

福島県 「ふるさと・きずな維持・再生支援事業」

 

首都圏ツアー参加大使による原発事故後の振り返り

 

2018年10月20日。11月に実施予定の首都圏ツアーに参加する高校生ひまわり大使4人が、福島市本町のまちなか夢工房に集まりました。これまでの事前学習会で学んだことに加え、特に原発事故後について振り返り、一層の準備を重ねるためです。引率担当の新関さん、オブザーバー参加の研究者も加わり、まずは放射能汚染やその後になされた対策などについて勉強しました。教材として使ったのは、中学・高校生向けにやさしく解説された学習用DVDです。7月に実施した事前学習会では、ベクレルとシーベルトの違いなど、ひまわり大使たちの間で基本的な知識があいまいになっている様子が伺えました。事故当初は日常生活の中でよく話題に上っていた語彙でしたが、高校生でも時間の経過につれてあやふやになってしまったようです。ましてや当時小さかった子どもたちにとっては、十分に理解されていないことが懸念されます。今回の学習会で、放射性物質の核種ごとの特徴や、放射線による影響、身を守る方法など、原発事故から7年が経過するにつれて忘れてしまっていた知識を改めて確認することが出来ました。

福島県内に住む私たち当事者でさえ薄れていく記憶。まして県外では報道が減り、風化が進んで行きます。こうしたなか、インパクトの強い情報に起因する“誤解”や“偏見”だけが残ってしまうのではないかという恐れもあります。私たち「ひまわり大使」は、出来るだけ正確な情報を持ち、「福島の現状」や「個々の大使が経験したこと」を伝え、風化や風評を越えていく使命を持っています。今回活用した学習教材は、首都圏に勤務する中学や高校の先生方がまとめて下さったもの。中立的な立場からの説明は大変分かりやすく、改めての理解に役立つ時間となりました。学習教材の編集チームは福島県内での取材も活発で、生の声による経験の伝授が非常に重要であることも再確認出来ました。

引率を担当する新関さんからは、二本松の子どもたちが教わった「有機農家さんが重ねた苦労」の話や、絵本の読み聞かせもありました。汚染された野菜を泣く泣く捨てたこと。栽培に工夫を凝らし、放射能汚染を低減させることに成功したこと。農家のおばちゃんたちが科学者顔負けの様子で食品測定を行い、野菜の安全を確認したことなど、様々な場面で福島県民が重ねてきた苦労や苦悩、克服のための努力を知ることが出来ました。高校生ひまわり大使たちも、深く考えを巡らせていたようです。

019.001学習会で対話を重ねる高校生大使たちDS6_4368
学習会で対話を重ねる高校生大使たち

019.002放射線に関する基本について学習
放射線に関する基本について学習

019.003有機農家を題材にした絵本を紹介DS6_4380
有機農家を題材にした絵本を紹介

 

ひまわり大使山形ツアー 河北町訪問編

2018年度福島県ふるさと・きずな維持・再生支援事業受託事業

 

15.ひまわり大使山形ツアー 河北町訪問編

 

2018年9月29日。22名の子どもひまわり大使が山形県西村山郡河北町を訪問しました。福島市や二本松市から参集した大使達は事前の学習会に参加し、東日本大震災と原発事故以降、現在に至るまで重ねられてきた取り組みについて学びました。その内容を紹介映像や写真記録にまとめました。この事前学習を通じて感じ、考えたことに、保護者と共に振り返った家族の体験を加えて作文に集約し、訪問先で発表を行いました。

山形訪問の最初は河北町。原発事故後、外遊びが出来なくなった子どもたちを受け入れ、自然体験や交流を通じて多大なるご協力を頂いたのが河北町の皆さまでした。今回、子どもたちがひまわり大使として訪問し、苦労した経験や福島の今の姿を伝えることで、温かく支えて下さったことへの感謝の気持ちを表すことが出来たと感じました。

いつも自然体験で訪問する際と同様、河北町の田宮町長さんや松田議員さん、政策推進課長さん、町民のボランティアさんたちがバス到着を出迎えてくださり、これまで8年間に亘る温かなお支えを振り返り、「困ったときはお互い様。これからも、いつでも河北町に遊びに来てくださいね」とのお言葉を頂戴しました。

温かく支えて下さった河北町の田宮町長様にお礼の言葉を伝える
温かく支えて下さった河北町の田宮町長様にお礼の言葉を伝える

 

その後、交流会場である北谷地改善センターに移動。B級グルメで有名になった冷たい肉そばを昼食に頂きました。あまりの美味しさに「お代わり!」の手が次々と挙がり、子どもたちらしい元気さが垣間見られました。食後、しばしの休憩時間にも体育館や屋外広場で走り回る子どもたちが多く、束の間の時間も惜しんで楽しむ様子は微笑みを誘うものでした。

休憩後、地域の方々や町役場の職員さんたちを対象に、準備してきた発表を行いました。事前学習会で学んだ内容を映像で紹介。二本松市東和地区の有機農家さんを題材にした絵本『ふくしまで、オレは農業をやる』の読み聞かせに続き、6人の大使が体験をまとめた作文を披露しました。

小学3年生コンビによる絵本の読み聞かせ
小学3年生コンビによる絵本の読み聞かせ

 

河北町での作文発表
河北町での作文発表

 

河北町での作文発表2
河北町での作文発表

 

東日本大震災と原発事故という、未曽有の災害に遭いながらも懸命に生きてきた子どもたちを思い、集まって下さった方々は熱心に耳を傾けて下さいました。小学6年生でも震災当時は4歳。記憶が薄れているだけに家族から聞いた「自分史」は貴重なものです。こうしてプロジェクトに参加することが、家族の絆や大切にされてきた自分に気づく機会にもなります。発表後、「福島の子どもたちから生の声で体験を聞けて感動した」との感想が多く聞かれ、大変喜んで頂けました。子どもたちも「伝えることが出来た」「誰かの役に立つことが出来た」という達成感を感じたことと思います。

 

河北町議員 松田収作さんからのメッセージ
河北町議員 松田収作さんからのメッセージ

河北町政策推進課長 宇野勝さんからのメッセージ
河北町政策推進課長 宇野勝さんからのメッセージ

 

住んでいる地域や家族構成、考え方で震災後の生き方はそれぞれ違います。いざという時に快く助けて下さった河北町の皆さまに、少しでもご恩返しができたのではないか?と感じた時間でした。風化や誤解を越えた関係性が紡がれていくことの大切さへの実感も新たにしました。

「またいつでも河北町を頼りにしてください。いつでも待っていますよ」というお見送りのお言葉を、深い感動と共に胸に刻んだ交流発表会でした。

 

河北町での交流発表会を終えて
河北町での交流発表会を終えて